住宅内の主な「水回り」といえば、キッチン・浴室・洗面台・トイレの4箇所です。まずは、それぞれの場所におけるリフォームの概要、特徴などを解説します。

キッチン

キッチンリフォームには、古くなったキッチン設備を変更するものから、ライフスタイルの変化に伴いキッチンタイプ・間取りを変更するものまで幅広いプランがあります。他にも、収納スペースを増やしたり、壁や床などの内装を変更したりする工事も多くなっています。

新しいキッチン設備を取り入れることで、家事負担が軽減するメリットも。お手入れしやすいコンロ・レンジフードへの変更、食器洗い機の導入などがおすすめです。

＞＞参考コラム：片付けやすいキッチンを作るためのやり方とは？

浴室

浴室のリフォームは、お風呂の設備・デザインを一新するケースから、浴室の広さ・位置変更までさまざまな工事があります。実際には、古くなった給湯器を省エネタイプなど新しいものに交換したり、経年劣化で汚れた浴槽・床などを取り替えたりするケースが多いでしょう。

また、加齢・ヒートショック対策の観点から、浴室内の転倒事故や健康リスクなどに配慮した設備も増えています。例えば、断熱性に優れた浴室窓・手すりの設置など。浴室のリフォーム時には、健康面などのリスクを予防するためにもこれらの機能を備えるのがおすすめです。

洗面所

洗面所は家族全員が毎日使用する場所のため、みんなにとって使い勝手が良くなるリフォームを考えたいもの。洗面所のリフォームは、洗面台を取り替えるシンプルなものだけでなく、壁・床などの内装変更、洗面所の間取り・広さなどを見直すケースも多くなっています。

最新の洗面台は、つなぎ目・すき間が少ないタイプが多く、汚れがつきにくくお手入れしやすい点が魅力です。

トイレ

トイレのリフォームは、便器の取り換えをはじめ、内装・収納の変更などがメインになります。蓄積した汚れ・ニオイなどが除去されるので、以前よりも清潔で快適な空間がつくれるでしょう。

最近のトイレは、節水や除菌など性能が優れている商品が多く販売されています。タンクレス便器に変更すれば、タンク分のスペースが広くなるメリットも。別で手洗いカウンターを設置するリフォームもおすすめです。

水回りの設備は、耐用年数が約15～20年といわれています。5年くらいのペースで点検・部品交換をしながら、15～20年経過するタイミングで、水回りのリフォームを検討してみましょう。

水回りは、家の中でも使用頻度が高く老朽化が目立つ場所です。また、15～20年経過するタイミングには、家族のライフスタイルが変化している可能性も高いので、その時の暮らしに合わせたリフォームを考える方も少なくありません。

水回りのリフォームは簡単な設備交換から、間取りや位置などを変更する大規模な工事まで、設備の種類・工事内容によって費用が変動します。水回りのリフォームにかかる費用目安を表でまとめました。また、設備の性能やデザインによって価格は異なります。参考までにご確認ください。

水回りリフォーム費用を抑えるコツは？

水回りのリフォーム費用を、少しでも安くする方法はあるのでしょうか。ここでは、費用を抑えるコツを3つご紹介します。

水回りを何箇所まとめてリフォームする

水回りは、ほとんどの設備が約15～20年でリフォームのタイミングを迎えます。そのため、1箇所だけでなくキッチン・浴室・トイレ・洗面所の水回りをまとめてリフォームするのがおすすめ。まとめて依頼することで材料費や人件費が抑えられ、お得になるケースがあります。

設備のグレードを下げる

最新設備はお手入れがしやすく性能も良いので魅力的ですが、どうしても高額になってしまいます。自分たちに必要な性能・条件に優先順位をつけて、設備を選んでいきましょう。

介護保険や国の補助制度、地方公共団体の住宅リフォーム支援制度を活用する

お住まいの自治体によっては、住宅リフォームの補助制度などを実施している場合も。予算に達し次第終了してしまうため、早めにチェック・申し込みしておきましょう。国土交通省のウェブサイトで住宅リフォームの支援制度を確認できます。

＞＞参考コラム：西尾市でリフォームはいくらかかる？費用を抑えるポイントや業者の選び方も解説

「水回りのリフォームにかかる予算を知りたい」「どんな工事ができるのか知りたい」などお悩みがある方は、リキューの無料相談にご来場ください。コストや仕様、プランづくりのポイントまで、さまざまな問い合わせに対応します。ご予約特典もありますので、是非お気軽にお問合せください。

参考元：国土交通省｜住宅リフォームの支援制度

水回りリフォーム前に知っておきたい、メリット・デメリットをまとめました。

メリットは見た目が新しくなり、性能向上・快適性が高まることでしょう。また、最新設備にすることで、光熱費が削減できたり、暮らしの安全性が高まったりします。一方、デメリットとしては生活に欠かせないトイレ・お風呂などの水回りが、リフォーム工事中に使用できなくなることです。工事規模によって工期は異なりますが、リフォーム中はホテルやウィークリーマンションなどで仮住まいをする可能性もあるでしょう。一時的ではありますが、さまざまな準備が必要になりますので、事前に注意しておきたいポイントです。

＞＞参考コラム：【西尾市・蒲郡市】中古住宅をリフォーム・リノベーションするメリットとは

今回は、水回りリフォームの概要や費用の目安、メリット・デメリットを紹介しました。リキューは、西尾市や蒲郡市などを中心にリフォーム・リノベーション・注文住宅設計・施工を手がける一級建築士事務所です。高いデザイン性にこだわるのはもちろんのこと「こころ豊かに暮らせる家」を目指して、お客様のライフスタイルや家族構成に合わせた住まいづくりを心がけています。西尾市と蒲郡市にそれぞれスタジオがあります。リフォームを検討されている方は、是非一度リキューまでご相談ください。

＞＞西尾市・蒲郡市で適正コストでリノベーションができる！リキューのコストの仕組みについてはこちら

著者：株式会社リキュー代表取締役　稲吉　伸英
保有資格：二級建築士 二級施工管理士 増改築相談員 耐震診断員 愛犬家住宅アドバイザー
これまでに培ってきた工務店の強みを活かし、地域に根ざした会社として、お客様に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えております。

記事監修者：中小企業診断士（住宅コンサルタント）塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。