2024/12/08
西尾市・蒲郡市のリフォーム補助金制度は?平屋改修のおすすめ間取りも紹介
愛知県西尾市と蒲郡市では浸水対策や省エネ化などのリフォームに対し、補助金制度があります。リフォームを検討している場合、補助金を活用するに越したことはありません。
そこで今回は、西尾市・蒲郡市で実施している補助金制度の一部を、交付の条件や詳しい内容とともに紹介します。また、リフォームのメリット・デメリット、平屋改修のおすすめ間取りの解説も盛り込みました。内容を参考に、お得にリフォームしましょう。
まずは、リフォームのメリットとデメリットを解説します。
リフォームのメリット
リフォームのメリットは、新築住宅の購入・建て替えに比べて大幅な予算の削減や、工期の短縮ができる点にあります。また、リフォームによって断熱性・気密性など家の性能の向上も可能です。断熱性・気密性が高まると冷暖房効率が良くなるため過ごしやすく、光熱費削減や家の耐久性アップにもつながります。
さらに、条件に合えば国や自治体が交付する補助金、所得税や固定資産税の減税措置の対象になるケースも。補助金や減税制度など金銭的なサポートがあるのも、リフォームのメリットです。
>>参考コラム:高断熱・高気密・高耐震をリフォームで!西尾市の気候に適した施工も紹介
リフォームのデメリット
リフォームのデメリットは、間取りの自由な変更が難しい点にあります。建物を支えている柱・梁や、耐力壁は撤去できないため、間取りを完全に自由に変更するのは難しいのです。
また、全面リフォームをする場合、施工費用が高額になる可能性も。建物の構造のみを残して壁や床を撤去するスケルトンリフォームは、戸建ての場合1,500万円から2,500万円が費用相場です。さらに、建物の虫害や劣化が進んでいるケースでは補修工事費が割高になるのもデメリットでしょう。
>>参考コラム:西尾市でリフォームはいくらかかる?費用を抑えるポイントや業者の選び方も解説
次に西尾市・蒲郡市が実施しているリフォームの補助金制度を紹介します。なお、2024年11月時点の情報です。
【西尾市】西尾市住宅浸水対策改修等工事費補助金
西尾市では、住宅の浸水対策リフォームの改修費補助を行っています。対象となるのは、西尾市洪水・内水ハザードマップにて浸水が予測されている場所や、過去に浸水被害があった敷地にある既存住宅。基礎のかさ上げや敷地の盛土、止水板の設置などが補助対象の工事です。
対象住宅 | ・一戸建て住宅・長屋・住宅が2分の1以上の併用住宅
※販売目的の住宅は除く |
対象者の主な条件 | ・浸水対策工事費用を支払う住宅の所有者及び使用者
・西尾市税の滞納がない方 など |
対象工事 | A 浸水対策改修等工事:かさ上げ・曳家・盛土など
B 浸水防止施設設置工事:止水板・浸水防止蓋の設置など C 市長が認める工事:駐車場のかさ上げ・排水ポンプの設置など ※補助金交付決定後に契約・着工した工事 |
補助金額 | A:上限100万円
BとCの合計:上限50万円 ABCの合算:上限100万円 ※工事費用の2分の1が限度 |
申請方法 | 窓口・オンラインにて申請書を提出 |
【西尾市】西尾市民間木造住宅耐震改修費等補助事業補助金
住宅の安全性を確保するため、耐震改修費用を補助する事業を実施しています。補助金事業には5種類ありますが、今回は「耐震改修工事」を見てみましょう。1981年5月31日以前に着工し、市が実施している耐震診断判定値が低い木造住宅が対象です。
対象工事 | ・耐震診断判定値が0.7未満の建物を、1.0以上とする工事
・判定値0.7以上1.0未満の建物で、判定値に0.3以上の加算となる工事 |
補助金額 | 120万円(上限:工事費の額) |
申請方法 | 窓口・オンラインにて申請書を提出 |
※2024年11月現在、2024年度の募集は終了しています。2025年度の情報は西尾市のウェブサイトでご確認ください。
参考元:西尾市|西尾市民間木造住宅耐震改修費等補助事業補助金
【蒲郡市】蒲郡市住宅省エネ改修推進事業費補助金
蒲郡市では住宅の省エネ化を図るため、市内における既存住宅の改修費用の一部を補助しています。なお、建て替え工事は補助の対象になりません。申請前に、補助金額の試算や対象工事の可否などを相談できるので、気になる場合は活用してみてください。
対象事業費 | ・交付決定後に契約・着工した工事
・省エネ設計等と以下の省エネ改修工事
【全体改修】 BELSをはじめとする第三者機関に、改修後の住宅全体が省エネ基準・ZEH水準に相当すると評価・認証を受けている
【部分改修】 複数の開口部を含む改修工事を実施し、改修部分が省エネ基準・ZEH水準相当の仕様基準を満たしている ※省エネ設計のみは補助対象外 |
補助率・補助限度額 | ・省エネ基準レベル:2/5(上限30万円)
・ZEH水準レベル:4/5(上限70万円) |
申請方法 | 蒲郡市建築住宅課にお問合せください |
※2024年11月現在、2024年度の募集を終了しています。2025年度の情報は蒲郡市のウェブサイトでご確認ください。
【蒲郡市】空家利活用事業費補助金
「蒲郡市空家・空き店舗バンク」へ登録してある物件を対象に、リノベーション工事または家財処分をする際にかかる費用を、蒲郡市が補助する制度です。ここでは、リノベーション工事補助金の詳細をお伝えします。
主な対象工事 | ・住宅の外壁・屋根・床・内壁・天井の修繕や改修工事
・テレワークを目的とした通信環境整備工事 など |
補助金額 | 上限30万円
※以下の場合、最大20万円加算
【新生活スタート応援加算】(市外からの移住や婚姻による住み替えなど) 10万円
【居住誘導区域内の空家】 10万円 |
申請方法 | 窓口・オンラインにて申請書を提出 |
ここからは、平屋のリフォームに関する情報を紹介します。
平屋は、地震や台風に強く、バリアフリーに対応しやすいところが魅力です。階段がなく、転落転倒のリスクが低いため子どもから高齢者まで幅広い世代が過ごしやすいでしょう。「現在は2階建てだけど平屋にしたい」という場合は、減築リフォームも可能です。では、平屋リフォームのおすすめ間取りや費用をチェックしてみましょう。
平屋リフォームのおすすめ間取り
平屋では、中庭を配置したコの字型、コミュニケーションの取りやすいL字型の間取りがおすすめです。また、水まわりをまとめると利便性が高くなり、快適な暮らしが実現します。
2階建てから平屋へ減築して床面積が減る場合、小屋裏収納やロフト、スキップフロアなどを設けて収納場所を確保するのがおすすめです。
また、2階建てと比べて平屋は生活音が気になりやすい傾向にあります。そのため、お風呂場やキッチンなどの水まわりと寝室を離すのが望ましいでしょう。
>>参考コラム:【西尾市エリア】間取り変更フルリフォーム&リノベーションの注意点
平屋リフォームにかかる費用
平屋のリフォームにかかる改修費用は、建物の坪数・使用する建材のグレード・建物の老朽化の程度・リフォーム箇所によって左右されます。おおよその改修費用は、内装と設備のフルリフォームで800万円以上、スケルトンリフォームでは1,000万円以上。また、2階建てから平屋へのリフォームにおいては、減築面積1㎡あたりの相場が10万円から15万円となっています。
リキューでは、単に建物の見た目や動線を変えるだけではなく、家の性能を向上させるフルリフォームを提案しています。断熱リノベーションや、お客様の希望する間取りに合わせた耐震改修工事で、断熱性・気密性・耐震性を向上。ZEH水準をクリアした快適な住宅への生まれ変わりをお手伝いします。
さらに、メーカー直発注システムと独自のルール設定により、高品質ながらコストダウンを実現しました。
愛着のある住宅を活かして、間取りや住宅性能のグレードアップが図れるリフォーム。ただし、リフォーム面積、老朽化の状態によっては多額の費用が必要です。国や自治体が実施している補助金をうまく活用し、より住みやすいマイホームを実現させましょう。
リキューでは、質の高いリフォームはもちろん、アフターサポートにも力を入れています。定期的なメンテナンスや点検を実施し、安心できる暮らしを提供いたします。西尾市・蒲郡市でリフォームを考えている方は、是非リキューにお任せください。
>>西尾市・蒲郡市で平屋をもっと暮らしやすく!リキューのリノベーションについてはこちら
著者:株式会社リキュー代表取締役 稲吉 伸英
保有資格:二級建築士 二級施工管理士 増改築相談員 耐震診断員 愛犬家住宅アドバイザー
これまでに培ってきた工務店の強みを活かし、地域に根ざした会社として、お客様に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えております。
記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。