近年、中古の戸建物件を購入し、リノベーションして生活している人が増えています。リノベーションとは、いわゆるフルリフォームのこと。水回りの入れ替えや床の張り替えなど表面的にリフォームするだけではありません。従来の基礎や構造を活かし、住宅の断熱性や耐震性の向上、新しい機能の追加などにより住みやすさをグレードアップさせるのです。

また、注文住宅を新築するよりコストを抑えられる点も人気の要因でしょう。さらに「長期優良住宅化リフォーム推進事業」といった国の補助金制度を活用すれば、お得にリノベーションが実現します。

＞＞参考コラム：【西尾市・蒲郡市】中古住宅をリフォーム・リノベーションするメリットとは

住宅を自分好みのテイストに変えられるのも、リノベーションの魅力です。おしゃれな空間に仕上がるテイストを紹介するので、リノベーションの際の参考にしてみてください。

ナチュラルテイスト

ナチュラルテイストは、無垢材や漆喰の壁、コットン素材のカーテンなど、自然素材を活かしているのが特徴です。アクセントカラーは取り入れず、自然素材が持つ色をメインにすることで、自然のぬくもりを感じられる空間を演出できるでしょう。

北欧テイスト

ノルウェーやデンマークなど北欧由来のテイストもおすすめ。インテリアは白と木材がメインで、アースカラーをアクセントに取り入れます。幾何学模様や花のモチーフなどのデザイン性の高いインテリアを組み込むと、一気に北欧風に仕上がります。

アンティークテイスト

使い込んだ風合いを楽しむ、アンティークテイスト。ヴィンテージ感のある家具を取り入れたり、壁や建具の一部に古材を使ったりすることで、落ち着いた雰囲気をつくれます。古い柱や壁を活かせるため、リノベーションに向いているテイストでしょう。

カフェテイスト

おしゃれなカフェをイメージしたテイストで、くつろげる空間にしたい際に向いています。カフェテイストにするには、採光と風通しを意識するのがポイント。また、インテリアにタイルを取り入ると、カフェのような佇まいに近づきます。

モダンテイスト

モノトーンを基調としたモダンテイストは、スタイリッシュな印象に仕上がります。インテリアや家具のカラーに統一感をもたせ、部屋の凹凸をなくせばより洗練された空間になるでしょう。また「和モダン」や「北欧モダン」など他のテイストと合わせやすいのも特徴です。

思い描くリノベーションにするには、物件選びと予算決めが肝心です。後悔しないためにも、注意点を把握しておきましょう。

リノベーション向きの物件かチェックする

中古戸建を購入する前に、リノベーションに向いているかどうかのチェックが欠かせません。次のポイントに着目してみてください。

・資産価値が下がりきっているか

・構造に劣化はないか

・2000年以降の耐震性能をクリアしているか

・木造軸組工法であるか

・リフォームやリノベーション済みではないか など

築年数が浅いと、資産価値が急激に下がりやすい傾向があります。一方、築20年以上であれば下落率が緩やかになり、家の資産価値の目減りを防げるでしょう。また「柱や基礎など建物の構造部分が劣化している」「耐震性能の基準をクリアしていない」といった物件は補強の工事費用がかさむため、購入前にプロに状態を確認してもらってください。なお、間取りを大きく変更したい場合は、柱と梁を組む「木造軸組工法」で建てられた住宅が向いています。

そして、なかにはリフォーム・リノベーションして、割高価格で販売されている中古戸建も。その場合はコストの無駄が発生してしまうので、注意しましょう。

物件購入費と工事費のバランスを考える

中古戸建をリノベーションする場合、物件の購入費と工事費がかかります。そのため、それぞれバランスを考えて予算を立てなければなりません。

国土交通省が行なった「令和４年度 住宅市場動向調査」によると、中古戸建住宅の平均購入資金は3,340万円でした。また、一戸建てをリノベーションする費用相場は、坪単価40～80万円が目安です。相場をふまえて物件を選ぶようにしましょう。「予算オーバーの物件を購入した結果、工事費が想定以上にかかり、結果的に大幅なコスト増になった」という事態にならないようご注意ください。

参考元：国土交通省 住宅局「令和４年度 住宅市場動向調査 報告書」

リノベーション会社には、主に3種類あります。リノベーションに携わる体制が異なるため、理想を叶えるには目的に合った会社を選ぶことが大切です。そこで、リノベーション会社の種類と依頼目的を表にまとめました。

ほかにも、新築とリノベーションを請け負っている工務店などがあります。なお、リキューは注文住宅だけでなくリノベーションも施工している一級建築士事務所です。一級建築士が培ってきたノウハウと、新築さながらの丁寧なヒアリングで理想のリノベーションの実現に力を入れています。

最後に、リキューが手がけた西尾市・蒲郡市のリノベーション事例を紹介します。

大きな窓とウッドデッキがつながる家

リビングダイニングに、ウッドデッキにつながる大きな窓を設置した事例です。白が基調の壁紙に、窓の黒いサッシが映えるデザインになっています。さらに木製や革製の家具をバランスよく配置し、大人で落ち着いた雰囲気になりました。

＞＞蒲郡市の施工事例：ずっと大好きでいられる家

大人モダンな家

木材と濃いグレーを基調としたキッチンやインテリアで、落ち着いたモダンテイストに仕上げています。LDKの近くにウォークインクローゼットやパントリーを設けているため、居住スペースがゴタつきません。また、リビングからは中庭のウッドデッキが眺められます。

＞＞蒲郡市の施工事例：大人なモダンスタイルの家

木のぬくもりを感じる家

ナチュラルテイストのなかにモダンな要素がある住宅です。床や柱の木の節が特徴的で、デザインのアクセントになっています。床下にエアコンを組み込み、どの部屋でも暖かく過ごせる工夫も。さらに、土間に自転車収納を設け、趣味も楽しめる住宅となりました。

＞＞蒲郡市の施工事例：家中どこにいても暖かい床下エアコンのある暮らし

需要が高まっている、リノベーション住宅。費用負担を軽減しつつも、理想を叶えられる点が魅力でしょう。今回紹介した内容を参考に、マイホーム計画のひとつとして中古戸建のリノベーションも検討してみてください。

リキューのリノベーションは、耐震・断熱・気密といった住宅性能の補強が可能です。デザイン性の高さはもちろん、新築さながらの安全性と心地良さを実現します。西尾市・蒲郡市でリノベーションを検討する際は、是非リキューにお任せください。

＞＞西尾市周辺エリアでデザイン性と機能性を両立したリノベーションをするならこちら

著者：株式会社リキュー代表取締役　稲吉　伸英
保有資格：二級建築士 二級施工管理士 増改築相談員 耐震診断員 愛犬家住宅アドバイザー
これまでに培ってきた工務店の強みを活かし、地域に根ざした会社として、お客様に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えております。

記事監修者：中小企業診断士（住宅コンサルタント）塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。