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2026.10.25

冬の寒さ対策

「朝、布団から出るのがつらい季節になってきた」
「暖房をつけているのに、足元だけがずっと冷たい」

朝晩の冷え込みが増してくると、家の中の寒さが気になり始めますよね。

寒さ対策の情報はたくさんありますが、この記事では、住まいをつくる立場から「なぜその場所が寒いのか」もあわせてお伝えします。理由がわかると、今日からできる工夫も、ぐっと効きやすくなります。

  • 家の寒さの多くは、「窓」「床」「すき間」から生まれています。
  • カーテンやラグ、空気の循環など、今日からできる工夫で体感は変えられます。
  • それでも寒さが残るなら、窓や床など「熱が逃げる場所」を整えることで、冬の暮らしは大きく変わります。
  • 暖房をつけても寒いのは、なぜ?

    部屋を暖めても寒く感じるのは、せっかくの暖かさが、どこかから外へ逃げているからです。

    なかでも熱が逃げやすいのが窓です。冬は、家から逃げる熱のうち、大きな割合が窓などの開口部からといわれています。また、暖かい空気は天井近くにたまり、冷たい空気は床へ下りていくため、「顔はほてるのに足元は冷たい」ということが起こります。

    ※窓から逃げる熱の割合は、住まいの断熱性能や窓の種類によって異なります。【出典を確認のうえ、数値を載せる場合は記載】

    つまり、寒さ対策のポイントは「窓」「足元」「すき間」の3つ。順番に見ていきましょう。

  • 今日からできる、冬の寒さ対策5つ

    1. カーテンは「床まで届く厚手のもの」に

    窓とカーテンのすき間から、冷えた空気が床へ流れ込みます。丈が短いカーテンなら、床につく長さのものに替えるだけでも足元の冷えがやわらぎます。日中は開けて日差しを取り込み、日が落ちたら早めに閉めるのがコツです。

    2. 窓ガラスに断熱シートを貼る

    ホームセンターなどで手に入る窓用の断熱シートは、ガラスとの間に空気の層をつくり、冷たさが伝わるのをやわらげます。特に、寝室や脱衣室など、長く過ごす場所や冷えが気になる場所から試してみてください。

    3. 足元にラグやマットを敷く

    床が冷たいと、体の熱は足元からどんどん奪われます。厚手のラグやコルクマットを敷くと、床の冷たさを直接感じにくくなります。キッチンや洗面所など、立っている時間が長い場所にもおすすめです。

    4. サーキュレーターで、天井の暖かい空気を下ろす

    天井近くにたまった暖かい空気を、サーキュレーターや扇風機でゆるやかに循環させると、足元まで暖かさが届きやすくなります。吹き抜けや天井の高い部屋では、特に効果を感じやすい工夫です。

    5. 脱衣室とトイレは「入る前に暖める」

    暖かいリビングから冷えた脱衣室やトイレへ移動すると、体に負担がかかりやすくなります。小さな暖房器具を置いて入る前に暖めておく、湯船にお湯をためるときにふたを開けて浴室を暖めておくなど、温度差を小さくする工夫をしてみてください。

    ※暖房器具は、取扱説明書に沿って、燃えやすいものから離して安全にお使いください。

  • 工夫しても寒いときは、「家そのもの」が熱を逃がしているのかもしれません

    ここまでの工夫で、冬の過ごしやすさは少し変わるはずです。

    ただ、毎年カーテンを閉め、シートを貼り直し、暖房を強くして……と工夫を重ねても、「やっぱり寒い」と感じることがあります。それは、熱が逃げていく場所そのもの、つまり窓や床、壁の断熱が、今の暮らしに追いついていないからかもしれません。

    今日からできる工夫と、住まいを整える方法を並べてみると、次のようになります。

    寒さの原因 今日からできる工夫 住まいを整える方法
    窓から熱が逃げる 厚手のカーテン、断熱シート 内窓の取り付け、断熱性の高い窓への交換
    床が冷たい ラグ、コルクマット 床下の断熱、床暖房
    暖かさが上にたまる サーキュレーターで循環 家全体の断熱を高め、温度のムラを小さくする
    部屋ごとの温度差 入る前に小型暖房で暖める 浴室・脱衣室・トイレの断熱、暖房設備の見直し

    左の工夫は「寒さを我慢しやすくする」方法、右は「そもそも寒くなりにくい家にする」方法です。

  • もっと暖かく、気持ちよく過ごせる家にしませんか

    朝起きたとき、リビングがほんのり暖かい。脱衣室に入っても、身構えなくていい。素足で歩いても、床がひやっとしない。

    暖かい家の心地よさは、温度の数字以上に、毎日の気持ちを軽くしてくれます。

    「でも、家じゅうを工事するのは大変そう」と感じる方もいらっしゃると思います。リノベーションは、家全体を一度に変えるものだけではありません。

    • いちばん長く過ごすリビングの窓だけ
    • 冷えが気になる浴室と脱衣室だけ
    • 寝室を1階に移して、暖かい場所で暮らしを完結させる

    このように、寒さがつらい場所から、一つずつ整えていく方法もあります。リキューでは、建築家が今のお住まいの状態と暮らし方をお伺いしたうえで、どこから手を入れるといちばん暖かさを実感できるかを一緒に考えています。

    ※窓や断熱の工事には、国や自治体の支援制度を利用できる場合があります。内容や受付期間は年度によって異なります。【制度名・確認先を記載】

  • よくある質問

    Q. 寒さ対策で、いちばん効果を感じやすい場所はどこですか?
    多くのお住まいでは、まず窓です。今日からできる工夫ならカーテンや断熱シート、住まいを整えるなら内窓の取り付けなどが、暖かさの変化を感じやすい方法です。どこが寒さの原因になっているかは家ごとに違うため、気になる場所を一緒に確認するところから始めるのがおすすめです。

    Q. 住みながら、窓や床の工事はできますか?
    工事の内容によっては、住みながら進めることもできます。内窓の取り付けのように比較的短い期間で済むものもあります。工事中の暮らし方も含めて、事前にご相談ください。

    Q. 冬になってから相談しても間に合いますか?
    はい、大丈夫です。寒さを実際に感じている今の時期は、「どこが、どのくらい寒いのか」を具体的にお伝えいただきやすい時期でもあります。工事の時期は、ご家族のご都合に合わせて考えられます。

  • この冬、まずは「寒い場所」をメモすることから

    今日からできる工夫を試しながら、家の中で「ここが寒い」と感じた場所を、ぜひメモしてみてください。そのメモが、もっと暖かい住まいを考えるときの、いちばんの手がかりになります。

    「寒いけれど、まだ住めているし」
    「どこから直せばいいのか、よくわからない」

    そんな段階でも大丈夫です。今すぐ工事をするかどうかを決めていなくても、お気軽にお話しください。

    寒さを我慢する冬から、家で過ごす時間が心地よい冬へ。わが家に合った方法を、一緒に考えていきましょう。

    リノベーションの個別相談はこちら

    ※本記事は一般的な寒さ対策をご紹介するものです。効果はお住まいの構造や状態によって異なります。