2024/12/15
【西尾市・蒲郡市】バリアフリーリフォームの費用相場や失敗しないコツを紹介!
バリアフリーリフォームの費用相場は、手すりの設置工事で約0.5~10万円程度、段差解消工事で約0.5~25万円程度です。しかし、具体的にどの箇所をどのくらいの予算でリフォームすべきかわからない方もいるでしょう。
今回は、バリアフリーリフォームの工事内容や費用相場、リフォームで失敗しないための注意点などを紹介します。愛知県西尾市・蒲郡市周辺でバリアフリーリフォームをお考えの方は、是非参考にしてください。
高齢化が進む日本では、住宅のバリアフリーに対する重要性が高まっています。西尾市と蒲郡市でも高齢化が進んでおり、西尾市の高齢化率は2025年で26.3%、2045年には30%以上になる見込みです。また、蒲郡市の高齢化率は、2026年には30.3%になり、2040年には34.5%になると見込まれています。そのため、住宅においては、高齢になっても暮らしやすい間取りやデザイン、設備が求められるでしょう。これらのことから、今ある住宅を活用するバリアフリーリフォームが注目を集めているのです。
リキューでは、将来のライフプランを見据えた住宅デザインを基に、リノベーションを行っています。リフォーム・リノベーションに興味のある方は、是非リキューにご相談ください。
参考元:西尾市 医療・介護・福祉ネットワーク|いげたネットとは 西尾市の現状
参考元:蒲郡市|蒲郡市第9期高齢者福祉計画
住宅をバリアフリーにするためには、どのような工事が必要なのでしょうか?バリアフリーリフォームの主な工事内容を確認していきましょう。
手すりの設置
手すりの設置は、バリアフリーリフォームでよく行われる工事です。高齢になると、階段だけでなく平坦なところでも移動が大変になるもの。手すりは体を支え、転倒防止に役立ちます。手すりの設置時は、高齢の方が握りやすい太さのものを選び、使いやすい高さになるよう取りつけるのがポイントです。
床材の変更
バリアフリーリフォームでは、転倒を防ぐために滑りにくい床材に変更する工事を行います。床材のリフォームでは、その部屋に応じた素材選びが重要です。例えば、リビングや寝室は、滑り止め加工が施されたフローリングか、クッション性・断熱性に優れたコルク素材を選ぶのがおすすめ。また、水回りには水濡れに強いクッションフロアが適しています。
段差を解消
足腰が弱ってくるとわずかな段差でもつまずくことがあり、転倒の原因になってしまうため、段差解消のリフォームが必要になるでしょう。また、車椅子で生活する場合も、安全のために段差をなくすことが必要です。具体的には、部屋と廊下の段差、玄関の段差、浴室の段差などがあり、スロープの設置や床の底上げ工事によって解消していきます。
ドアの交換
車椅子の方など開き戸が使いにくい場合は、引き戸へ交換するリフォームがおすすめです。引き戸にすれば出入りの動作がしやすくなり、ドア付近のスペースも広めに確保できるメリットがあります。なお、引き戸を採用するときは、段差ができないよう上吊りタイプがよいでしょう。ただし、引き戸には扉を引き込む場所が必要になるデメリットもあるため、設置できる間取りなのか検討が必要です。
水回りのリフォーム
浴室やトイレなど、水回りのリフォームもバリアフリー住宅にするためには重要です。例えば、入浴しやすいように高さが低い浴槽に交換したり、浴室やトイレに手すりを設置したりする工事があります。また、車椅子で生活する場合は、座りながらでも作業しやすい電動昇降機能付きキッチンを採用するなどの方法も有効です。
>>参考コラム:【西尾市・蒲郡市】リフォームで水回りを検討するタイミングは?費用も解説
バリアフリーリフォームで気になるのが費用ではないでしょうか?ここでは、リフォーム箇所ごとに一般的な費用相場を紹介します。なお、リフォーム費用は施工会社や工事内容によっても変わるため、あくまでも目安にしてください。
玄関
玄関をバリアフリーにするリフォームでは、手すり設置や段差の解消などの工事が想定されます。上がり框(かまち)には踏み台、玄関ポーチまでの段差にはスロープを設置することで、段差対策ができるでしょう。
浴室
浴室は、手すりの設置や段差解消、浴槽交換などのバリアフリーリフォームが考えられます。費用相場は以下のとおりです。
トイレ
トイレは使用頻度が高く、座る・立つ・体の向きを変えるなど、多くの動作を行います。トイレのバリアフリー工事ではより使いやすくするために、手すり設置や便器の交換などが必要になるでしょう。
廊下
廊下のリフォームでは、移動のしやすさを考えて、手すりの設置や各部屋との段差解消の工事を行います。
寝室
寝室のリフォームでは日中の過ごしやすさはもちろん、夜間にトイレへ行くことも想定し、移動のしやすさにも配慮した工事が必要です。そのため、主に手すりの設置や、足元の照明用にコンセントの増設も視野に入れておくとよいでしょう。
バリアフリーリフォームでは、補助金制度を活用できる可能性があります。どのような制度があるのか把握しておきましょう。(2024年10月時点の情報)
介護保険制度
要介護者や要支援者が住む住宅でバリアフリーリフォームを行う場合は、介護保険制度を活用できます。対象工事は、手すりの取り付けや段差解消、引き戸への交換、床材の変更など。支給限度基準額20万円の9割(18万円)を上限に、リフォーム工事費用が償還されます。バリアフリーリフォームで介護保険制度を活用したいときは、ケアマネジャーに相談してみましょう。
西尾市・蒲郡市でバリアフリーリフォームへの補助金制度はある?
西尾市では「西尾市三世代同居対応住宅支援事業補助金」の制度を設けています。この制度は、同一敷地内か隣接敷地内において三世代同居をするために、新築・増築・改築・リフォームを行う方が対象です。工事費の1/2を限度に30万円の補助が受けられます。
また、蒲郡市では「蒲郡市三世代同居・近居住宅支援補助金」の制度を設けています。こちらの制度は、新たに三世代で同居する方が、住宅を新築・購入・リフォームをする場合に工事費用の一部を補助するものです。(新築・購入の場合のみ近居も対象)補助額は工事費の1/2かつ上限額以内で、リフォームの補助上限額は10万円となっています。
バリアフリーリフォームは自治体の補助金制度の対象となるケースがあるため、リフォーム会社の担当者に確認してみましょう。
バリアフリーリフォームで失敗しないために、以下のことに注意しましょう。
バリアフリーリフォームは、対象者の身体状況に合わせて工事内容を決めることが大切です。例えば、転倒しやすい場合は手すり、視力が弱くなっている場合は足元の照明などが必要でしょう。
また、対象者だけでなく同居する家族が暮らしやすいかどうかも、バリアフリーリフォームの重要なポイントです。対象の方を介助する家族も快適に過ごせるよう、十分な広さを確保したり、掃除がしやすい素材を使ったりする配慮が必要でしょう。
リキューでは、西尾市や蒲郡市周辺エリアを中心に、注文住宅・リノベーションを手掛けています。リキューのリノベーションは、見た目や動線だけでなく、断熱性能・耐震性能も向上させるのが特徴です。各世帯の要望に合わせ、快適で安心できる住まいになるようにサポートしますので、リフォーム・リノベーションをお考えの方は、お気軽にご相談ください。
>>西尾市・蒲郡市でライフステージに沿った暮らしやすい住まいが叶う、リキューのリフォームについてはこちら
著者:株式会社リキュー代表取締役 稲吉 伸英
保有資格:二級建築士 二級施工管理士 増改築相談員 耐震診断員 愛犬家住宅アドバイザー
これまでに培ってきた工務店の強みを活かし、地域に根ざした会社として、お客様に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えております。
記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。