そもそもリフォームとリノベーションの違いをご存じでしょうか。リフォーム（Reform）とは、英語で「改良・改善」という意味。建物の古くなった部分、あるいは全体を新築に近い状態に戻したり、以前より使いやすいものに改良したりすることを指します。

一方で、リノベーション（Renovation）とは、英語で「刷新・修復」という意味。大がかりな工事を通して、新たな性能や付加価値を加えることを指します。リフォームにするかリノベーションにするかは、個人ではなかなか判断がつきにくいもの。どちらにするべきか、プロに相談してみるのもひとつの手段です。

近年では、デザインにこだわったリフォーム・リノベーションをする家庭が増えています。中古住宅であれば、コストを抑えながらも自分好みのおしゃれなデザインにできます。また、中古住宅の活用を推進すべく、政府によって補助金や税制優遇などの制度が制定されたのも、リフォーム・リノベーションを後押しする一因といえるでしょう。

とはいえ、築年数の古い中古住宅にもなると、老朽化により断熱性や気密性、耐震性といった性能面に不安を抱えることも。リフォームやリノベーションをする際は、デザインのほかに性能面も重視して話を進めていきましょう。

＞＞参考コラム：高断熱・高気密・高耐震をリフォームで！西尾市の気候に適した施工も紹介

ここからは、デザインにこだわったリフォーム・リノベーションをする際に、押さえておきたい4つのポイントを紹介しましょう。

フルリフォーム・フルリノベーションを検討する

リフォームやリノベーションには、水回りのみ・1階のみと部分的に行う「部分リフォーム」と、建物をまるごと改善・修復する「フルリフォーム」「フルリノベーション」の2パターンあります。デザインにこだわった仕上がりを目指すなら、断然フルリフォーム・フルリノベーションがおすすめ。全体的にデザインを一新することで一体感が生まれ、より満足度の高い仕上がりになるでしょう。

＞＞参考コラム：【西尾市エリア】間取り変更フルリフォーム＆リノベーションの注意点

どんなテイストにするかイメージを明確する

自分の好きなデザインやテイストは何か、整理してみましょう。おしゃれなデザインの住宅は、「シンプルモダン」や「ナチュラル」などテイストが統一されているもの。全体を同じテイストで合わせることで統一感が生まれます。

自分がどんなテイストが好きなのかわからない場合は、情報収集がおすすめです。現代ではSNSやWEBサイトなどに豊富な情報が載っています。好きなイメージをたくさん集めることで、「自分はナチュラルテイストが好きみたい」と次第に明確にできるように。リフォーム会社へ相談する際も集めた情報を持参すると、イメージが伝わりやすくなるでしょう。

暮らしやすさを考えて決める

テレビや雑誌で見かけるおしゃれな住宅。オープンキッチンや解放感のある吹き抜けなど憧れることもあるでしょう。しかし、憧れというだけで採用してしまうと、実際に住んだ際不便に感じる場面も。ポイントは暮らしやすさを考えて決めることです。今の暮らしで満足している点は、そのまま採用しても問題ないでしょう。逆に不満を持っている部分は、改善の余地があります。

目的に合うリフォーム会社を選ぶ

リフォーム会社によって、それぞれ得意分野は異なります。デザイン性に特化した会社や、低価格が売りの会社、性能を重視した会社など、さまざま。どの会社へ依頼するかは、自分の目的やリフォーム内容をよく検討することが大切です。雑誌やWEBサイトなどに載っているリフォーム会社の施工事例や、アピールポイントなどをチェックし、事前に気になるところをピックアップしておきましょう。

では実際に会社を選ぶ場合、どのようなことに重点をおいて決めるといいのでしょうか。ここでは、会社選びに重視したいポイントを解説していきましょう。

デザイン力に長けているか

デザイン力のある設計士は、あらゆる要望のデザインに対応でき、豊富な経験からお客様にとって最適なプランを提案してくれます。頭のなかにあるデザインの引き出しが多ければ多いほど、プレゼン力も高いといえるでしょう。知識やデザイン力の高い設計士がいるかどうかは、会社が開催している現場見学会やセミナーなどのイベントに参加する方法があります。

施工力・技術力があるか

腕の良い設計士さんに理想を形にしたプランを考えてもらったら、それを実現するだけの施工力が必須。ましてや、既存の構造をそのままにして仕上げるリノベーションの場合、高い技術力が求められます。施工力や技術力がある会社かどうか判断するには、施工事例を見るのがおすすめ。写真はもちろん、図面を確認したり可能であれば現地に足を運んだりと納得がいくまでチェックしてみましょう。

豊富な実績・経験があるかどうか

リフォーム工事の開始後は、壁の内側や屋根の裏など見えない部分の劣化がわかり、想定外のトラブルが発生することも。そういったケースでも、実績や経験が豊富にある会社は、追加工事に関する費用や可能性について、前もって説明してくれるはずです。また、建物内をバリアフリーに変える工事でも、実績や経験のある会社では、介護保険や家族に合ったリフォームを提案してくれることでしょう。

予算に見合う提案をしてくれるか

おしゃれなリフォームを叶えたくても、予算には限りがあります。お客様の要望をどれだけ聞き入れて、かつ予算とのバランスを考えた提案ができるかは、会社側の力の見せどころ。具体的な費用の提示やメリット・デメリットなども併せて説明してくれる会社を選びましょう。また、使用する資材についてサンプルやカタログを見せてくれるところは、親切な会社といえます。

アフターメンテナンスや不具合の対応ができるか

リフォーム会社選びでは、アフターフォローや不具合が起こった際の対応力にも注目。リフォーム完成後も、定期的な点検や補修を行ってくれるアフターメンテナンス制度があると安心です。万が一不具合や欠陥があった場合でも、保証制度がしっかりしている会社であれば、即対応してくれるでしょう。また、法人向けの「リフォーム瑕疵保険」に加入していると、欠陥などが見つかった際にも補修が無料で受けられます。

リキューには、経験・実績が豊富な建築家が在籍しています。注文住宅のノウハウを活かし、「こころ豊かに暮らせる家」を目指しています。お客様一人ひとりに最適なデザインを提案することはもちろん、性能やコスパも兼ね備えた理想的なリノベーションを実現。アフターサポートプログラムでは、定期的な点検やメンテナンスをはじめ、24時間365日つながるサポートデスクも設置しています。西尾市・蒲郡市でリフォーム・リノベーションをする際は、是非リキューへお声がけください！

＞＞西尾市・蒲郡市で叶える、おしゃれで高性能なリキューのリノベーションについてはこちら

著者：株式会社リキュー代表取締役　稲吉　伸英
保有資格：二級建築士 二級施工管理士 増改築相談員 耐震診断員 愛犬家住宅アドバイザー
これまでに培ってきた工務店の強みを活かし、地域に根ざした会社として、お客様に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えております。

記事監修者：中小企業診断士（住宅コンサルタント）塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。